僕は普段本を読むときに、本のジャンルによって何で読むかを使い分けています。本を読む形式を変えることで勉強のための読書であれば記憶しやすくなり、趣味での読書であれば、より楽しめるようになります。例えば、小説だったら電子書籍が多く、勉強のための本だったら、紙の本が多いです。
本の形式を挙げると
- 紙の本
- 電子書籍
- オーディオブック
- 要約サイト
など色々あると思いますが、どういうジャンルの本がそれぞれの本を読む方法に適しているか比較し、実際に行ってみたことを混えてお話していきたいと思います。
- 本を読むためのサービスやアプリを知ることが出来る
- それぞれの本を読む方法のメリット、デメリットが分かる
- それぞれの本を読む方法では、どういうジャンルの本が適しているか分かる
それでは早速みていきましょう!
もくじ
オーディオブックとは何か?
本それぞれの形式を比較する前に、最近増えてきているオーディオブックについて分からない方もいるかと思いますので簡単に説明していきたいと思います。オーディオブックとは簡単に説明すると本の文章を目で読むのではなく、音声にして耳で聞くものです。
アプリでも沢山出てきており、
- オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ
- Amazonオーディオブック
- Apple Books
など色々あります。その中でも、本一冊一冊の料金が掛からず月額料金で聴き放題のプランもあり、最初の1ヶ月はお試しプランで無料のアプリもありますので、オーディオブックを知らなかった方でも始めやすいと思います。
僕も「オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ」を使用していて、毎日の通勤時に音楽を聴く感覚でオーディオブックを聴いています。この後に詳しく説明していきますが、オーディオブックの最大のメリットは、何かをしながらでも聴けることで、時間がない忙しい人でも本の内容を知ることができることだと思います。
それぞれのメリット、デメリット
紙の本
本の形式の一つ目は「紙の本」です。紙の本のメリットとデメリット、具体例は
メリット
- すぐに読み返すことができる
- 付箋を貼れ、大事なところをピックアップできる
- 「読みたいところだけ」と読み飛ばすことができる
- 中古の本だと安いものもある
デメリット
- 多くなると保管場所に困る
- 汚れると読みづらくなる
- 劣化する
具体例
昔はしっかり整理整頓したほうがいいと思い、読んだ本は全て本棚に片付けるようにしていましたが、それだと本を取りに行くこと自体が面倒になり読む頻度が減ったので、よく読む本はすぐに手が届く机の上に置き、あまり読まない本は本棚にしまうようにしました。
こうすることで、机の上に収納されている本は、簡単に手に取ることができ、大事だと思ったところに毎回付箋を貼っているので、大切な部分のみをピックアップして簡単に読み返すことができます。本を何冊読んだとしても時間が経てば忘れてしまうので、簡単に読み返せることは、紙の本の大きなメリットだと思います。
ただ、付箋の選定は、紙の付箋よりもビニール素材の付箋のほうがいいです。紙の付箋だと本をバックなどに入れて持ち運んだ時にくしゃくしゃなりますが、ビニール素材の付箋だとくしゃくしゃなって千切れることはないので付箋を使用する場合は、ビニール素材のほうが良いと思います。僕が使用している付箋は、「スリーエムジャパン」の付箋です。
この画像の付箋が「スリーエムジャパン」の付箋です。カラフルで色分けもしやすいので毎回付箋はこちらを使用しています。ローソンでも販売していたので、比較的購入しやすと思います。
また、僕の場合、仕事でずっとパソコンを使用していて、帰宅後に電子書籍で本を読むとなると、目が疲れて本を読むことに抵抗ができてしまいますが、紙の本であれば仕事で目が疲れていても読むことができ、電子書籍と比較とすると紙の本のほうが、眼精疲労は溜まりにくいのではないと思います。
電子書籍
本の形式の二つ目は「電子書籍」です。電子書籍のメリットとデメリット、具体例は
メリット
- データで保管されるので、場所を取らない
- 読みたい場所の単語を検索することができる
- 何冊でも持ち運べる
- どこまで読んだか自動で保存される
デメリット
- すぐに読み返すことができない
- 一度読み終わると、読み返すことが少ない
- 紙の本と比較して、長時間読んでいると目が疲れる
具体例
電子書籍は、主に「Apple Books」を使用しているのですが、紙の本と比較すると持ち運びが楽で外出していて、隙間時間に読書をしたいとなったときでも電子書籍であれば本を持ち運ばなくても本を読めるので、とても重宝しています。
また、電子書籍の場合、本のジャンル別のランキングやベストセラー作品も簡単に探すことができ、「本を探す→読み始める」までが紙の本と比較すると本を買いに行く手間も省けるので、今すぐ読みたい本があるときは、電子書籍の方が早く読み始められるのが良いところだと思います。
この画像は「Apple Books」というアプリを起動したときの画像です。中央下部に「ブックストア」というアイコンがありますが、こちらをタップすると一枚目の画像のように「今月配信の注目作」や「新刊&話題作」を簡単に探すことが出来ます。
また、一枚目の画像の「セクションを見つける」をタップすると、この画像のようにベストセラー、ランキング、お勧めの作品も簡単に検索することが出来ます。細かく分けられていることで、読みたい本の題名をど忘れしたとしても見つけられると思います。
オーディオブック
本の形式の三つ目は「オーディオブック」です。オーディオブックのメリットとデメリット、具体例は
メリット
- 本を聞くので、何かをしながらでも本の内容を知ることができる
- データで保管できるので、持ち運びが楽
デメリット
- 知りたい内容のところに飛ばすことができない
- 他のと比較すると聞くのに時間がかかる
- 自分の好きなペースで聞くことができない
具体例
本を要約しているYouTubeコンテンツを配信している方がいるのですが、音声として本の内容を聞けるという点では、オーディオブックと同じだと思います。ただ、YouTubeのコンテンツの場合、音声だけでなく、分かりやすいように映像も流れるので、オーディオブックと要約サイトのいいところを組み合わせたものという認識のほうが合っているかもしれません。
なので、本一冊の内容全てを知りたい方は、オーディオブックのほうがいいと思いますが、本のポイントだけ知りたいという方は、YouTubeの本を要約しているコンテンツのほうがいいと思います。
僕が使用している「オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ」では、この画像を見ても分かるように一ケ月無料で聴き放題プランを試すこともできるので、期間限定の本も一ケ月と期間限定にはなりますが、無料で聴くこともできますし、画面上部で聴きたい本を検索することもできます。この画像は、実際に聴いているときの画面で真ん中に再生ボタン、その両隣に10秒ごとに早送りすることが出来るボタンがあります。また、画像の左下の「1倍速」を選択すれば最大で4倍速まで変更することができます。
ながら聴きでオーディオブックを聞くときに、あまり早すぎると本の内容が入ってこないので、ながらの場合は1~2倍速の間で聴くほうが内容を理解しやすかったです。
この画像は、YouTubeで「要約」と検索した時の画像です。YouTubeで「要約」と調べると「嫌われる勇気」や「影響力の武器」など、本を分かりやすくまとめた動画が表示されます。例えば、「嫌われる勇気」の動画であれば、以下のようにまとめられています。
- 人は変わることができる
- 人の全ての悩みは、「人間関係」にある
- 悩みを解消するには、「人は人」、「自分は自分」
- 人間関係は「共同体感覚」で成り立っている
- 自由とは、「嫌われる勇気」を持つこと
YouTubeの動画では①~⑤のように重要なポイントがまとめられているので、読書が苦手な人でも本の内容を理解しやすいと思います。
要約サイト
本の形式の四つ目は「要約サイト」です。要約サイトのメリットとデメリット、具体例は
メリット
- 一冊10分くらいで本の内容を知ることができる
- 知りたいところだけ知ることができる
デメリット
- 知りたい内容の前後の流れを知ることができない
- 一度読んだら、読み返すことが少ない
具体例
要約サイトでは、フライヤーしか使用したことがないのですが、無料版でも「アウトプット大全」や「メモの魔力」など、有名な本を要約したものも読めますので、登録しておいても損ではないと思います。
ただデメリットのところにも書いましたが、沢山の本を無料で良いとこ取りできるので、同じ本を読み返すことはほとんどせず、沢山の本を読んだ気にはなれましたが、記憶の定着率は紙の本と比較すると低くなると思いました。
四つの本を読む方法でお勧めする本
紙の本
紙の本では場所と持ち運びさえ気にならなければ、ジャンル問わずお勧めできます。例えば
- ビジネス本
- 自己啓発本
- 小説
- マンガ本
- 勉強本
書き込むこともでき、大切なところに付箋を貼ることもでき、その場にあれば簡単に読み返すこともできる紙の本は、他の本を読む形式と比較して一番記憶に定着しやすいと思います。なので、紙であれ、電子書籍であれ、本を何で読むかは大切だと思います。
最近読んだ本だと、Daigoさんの「片づけの心理法則」という本を読んだのですが、紙の本の場合、パラパラとページをめくり速読もしやすいです。daigoさんの本全般、重要な文章は太文字と青いラインが引かれているので、電子書籍と比較しても紙の本のほうが読みやすいと思います。
電子書籍
電子書籍では、持ち運びが大変な分厚い本や何度も読み返さない本がお勧めです。
- 小説
- マンガ
- 勉強本
僕の場合、小説やマンガは一度読んだらほとんど読み返すことがないので、置く場所を考えずに済む電子書籍で読むことが多いです。また、分厚い勉強本などは場所も取り、持ち運びが大変なので、どの形式ほうが読みやすいか考えながら本を購入しています。
例えば「蜘蛛ですが、なにか」という小説を最近読んだのですが、現在12巻まで発行されているので、紙ではなく電子書籍で読みました。小説でシリーズ化している本だとかなりの量になるので、電子書籍で読むことが多いです。
電車で移動しているときや隙間時間に本が読めますし、スマホが防水仕様であればお風呂で本が読めるのも電子書籍ならではだと思います。
オーディオブック
オーディオブックでは、他の本を読む形式と比較すると、聞き終わるまでにかなり時間がかかるので、ほとんど聞き返さない本を聞くようにしています。
- 小説
昔は、ビジネス本であったり、勉強本のオーディオブックも仕事の通勤の時や出張に行く移動時間で聞いていたのですが、時間が経つとほとんど忘れてしまいました。なので、最近では勉強のためではなく、ラジオのような感覚で小説や落語をオーディオブックで聴くようにしています。無料のお試し期間もあるので、普段読まない本だったり、落語に挑戦してもみるのもお勧めです。
例えば、「オーディオブック 耳で楽しむ読書アプリ」というアプリで落語と検索すると、この画像のように落語に関係する音声が沢山、検索結果に表示されます。
この画像は、一枚目の画面の左上にある絞り込み機能を使用した時の画像です。絞り込み機能を使用すれば、ジャンルはもちろん、再生時間まで絞り込めるので、新しい分野にも挑戦しやすいと思います。
要約サイト
要約サイトでは、短時間で勉強したいときや全く知らない分野の本がお勧めです。
- ビジネス本
- 自己啓発本
- 勉強本
例えば、僕の場合は心理学や哲学に興味があるので、そういう分野の本は要約サイトで読むことが多いです。幅広い知識をつけたい場合は、他の本を読む形式と比較しても、いろんな本を定額で読むことができる要約サイトが適していると思います。
この画像は、フライヤーで心理学と検索した時の画像です。フライヤーであれば、心理学と検索するとこの画像のように心理学に関係する本が何十冊も出てきます。紙の本や電子書籍と比較すると網羅性に関しては、要約サイトがすば抜けていると思います。
無料 | 無料版のみ |
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月額500円 | 無料版+有料版が月に5冊まで |
月額2000円 | 無料版+有料版が月に何冊でも読み放題 |
フライヤーではプランが3段階あり、月額2000円のプランでも月に本を2冊以上読む方であれば十分お得だと思います。
まとめ
今回は本をどの形式で読むのがいいのかを比較してきましたが、それぞれにメリット、デメリットがあるのではないかと思います。オーディオブックだけと一つに絞って本を読まないといけないということではないので、場合によって読む形式を変えてもいいと思います。
今回の内容をまとめると
記憶の定着 | 紙の本 |
---|---|
持ち運び | 電子書籍、オーディオブック、要約サイト |
コストパフォーマンス | 要約サイト |
読み返しやすさ | 紙の本 |
目の疲れにくさ | 紙の本 |
忙しい人 | オーディオブック、要約サイト |
それぞれの本を読む方法の良いところをまとめるとこのようになります。自分なりの本との付き合い方、楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか?本との付き合い方をまとめたこの記事が読書するときの参考になれば幸いです。